2021シーズンにむけてのTechビンディング選び
2020/07/13
kingpinとtectonが数年前にでてから、もうこれ以上は無いでしょ…と思ってたら、SHIFTというTechでつかうPINをウォークモードのときだけ使って、滑るときは通常のビンディングと同じコバをはめ込むタイプがでてきた。
構造とか重さとか色々と見たけども、自分の使い方だとあまりマッチしなくて、購入候補にはならなかったんだけど、今シーズンはMARKERも追従して、DUKE PTという歩くときはPIN、滑るときは普通のビンディングと同じ…といったスタイルのビンディングを出してきた。
前にも少し書いたんだけど、自分のおすすめのビンディングってION(いまだったらマイナーバージョンアップ後のZEDかな)だったりKINGPINだったりするんだけど、結局これって、使い方が自分に合っているという大前提があるんだよね。
大まかに自分の使い方としては、ゲレンデも滑るけど、どちらかというと、ゲレンデ利用して裏に入ったり、フルハイクで登る山のほうにウェイトを置いてる。
そのせいで、滑走性能的な面ももちろん大事だけども、それ以上に重さとかハイクするときの使いやすさのウェイトが高い。
で、特に書かなかったんだけど、おすすめビンディングとは言ってるけど、お前はどう選ぶんだ?と言われたら、その板の素性に合わせて…っていうのを特に書いてなかったなぁ〜と今更ながら思い始めたので、(ビンディング選びとか題名を言っておきながら)夏の暑いさなかに書いてみる。
板の素性って?
普通にその板の素性にあわせて…とか言い方したけど、単純にその板のターゲットがどこか?を考えないで、ビンディングを選ぶと幸せになれないっていう話。
ツアー系の軽量板に例えばMARKERのDUKE PRO EPFとかつけるのは、その人が良いと思えばそれがベストだけど、僕の選び方だとそれは無くて、長所を伸ばすセットアップ(ここでは板とビンディングのセットの意味)をしたほうがいいんじゃないかな?って思う。
ツアー系の板であれば
例えば、dpsでもなんでもいいけど、ツアー系と謳っているスキーであれば、僕だったら選ぶ範囲としてはION,ZED、などの普通のPINスタイルのビンディングが基本だと思う。
これは、軽さは大事だけど滑るときの性能もあまり捨てたくなくて、しかも、上り一辺倒じゃない中を歩いて、滑ってを考慮されているビンディングって観点。
春先ロングルートとか、滑るのはほどほどでロングなツアーを楽しみたい、とか拠点を作ってそこに泊まって荷物を置いて色々周辺を滑り倒したいというんであれば、体力の温存に重きを置いて、更に軽量なビンディングを選べばいいと思う。Dynafitの軽量なセットアップやつとか、Markerのかるいやつとかが良いんじゃないかと思う。特に、春先の緩んだ雪であればそこまでガッチガチな拘束力が高いやつじゃなくても良いと思う。
ノーマルな板であれば
ノーマルな板って何よって、書いてて思うけど、もし試乗ができたなら、滑った感じでドッシリ感がある板だなぁ〜と、軽くて暴れるな〜の間の板…(すいません、自分の感覚です。)
メタルは入ってなくて、ウッド材をメインにグラスファイバーやカーボンを使ってますみたいな板かな…。こういう板であれば、kingpinやtectonを第一候補にして次点でion,zedで選ぶと思う。
これは、その板をゲレンデでも使いたいって言うなら、自分はkingpinやtectonだし、ゲレンデはちょびっとで、むしろ山メインで軽さが欲しいっていうならion,zedって感覚。
もう、そんなに若いわけじゃないけども、まだまだ身体が動く(と思ってる)から、自分だったら、kingpin tectonあたりを選ぶと思う。
ここで、その板をゲレンデでメインにつかって、シーズン中10日に1回程度MAX2時間程度ハイクアップしますっていうんだったら、SHIFTとかDUKE PTっていう選択肢はありかもしれない。
僕は、kingpinで充分だし(雪詰まったり色々問題はあるけど、対処方法は認識してるから)体重もそこまで重い方でもないし、ハイクアップで体力使い切りたく無いから、買うことは無いけども、飛んだり、意図せず飛んじゃったりする人wはトゥー側がPINじゃないほうが安心感高くて良いと思う。僕はそういうスタイルじゃないので、SHIFT、DUKE PTのターゲットじゃないと思ってて選択はしない。
ドッシリな板であれば
いまの自分のスキーの楽しみかただと、こういう板を買うことはほとんど無いんだけど、こういう板をもし買ったら、SHIFTとかMARKERの新モデルのDUKE PTとかが選択肢に入ってくるんじゃないかなぁ?
ドッシリした硬めの板であれば、自分のスキーへの入力を余すことなく伝えて欲しいと思うだろうし、それができないと、曲がらなくて楽しくないと思う。
DUKE PTには開放値MAX16のモデルもあるけど、自分は必要性がわからないレジャースキーヤーなので見えませんw
といろいろ書いて、自分の選択肢には入らないだろうと結論付けた、DUKE PT。
今年はコロナウイルスのせいで、毎年有明あたりでやってるICIのカスタムフェアもなくて、神田の靖国通り沿いの店舗2階に新製品を展示というスタイルだった。
ちょっと散歩がてら見に行ったら、現物が置いてあったので、許可を頂いてから写真とってなんやかんや妄想したのをあとでまた書こうかな…。
夏の間はこういう妄想が楽しいんだよね…。
とりあえず、題名にあった2021シーズンに向けて板を買うのであれば、軽量ツアー重視であればおそらくZED(ブレーキ付き)、普通の(?)モデルで汎用性を重視すれば、またkingpinかな?
この辺買っておけば、自分の使い方だとはずれないな…と思っています。