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スキー道具

セルフでのビンディング取り付けについて
〜3Dプリンタを使った取り付け治具作成〜

スキーを国内で買うと、どうしても値段が高めになりがち。
シーズン中でも海外サイトを見ていると、今期モデルが普通に20%OFFとかで売られていて、送料を入れてもなお安いことが多い。
そういうのを見てしまうと、余計に「国内で買うのはなあ…」という気持ちが強くなる。

通販で板を買うと毎回出てくるのがビンディング取り付け問題。
一緒の店でビンディングを買うなら購入したショップにお願いすればいいんだけど、デザインが気に入って確保したとか、とりあえず安売りでゲットしたとか…みたいなケースだと
後から自分でビンディングを付けたいとなる。
もちろん、ビンディングの取り付けは有資格者がやるべきという話もあるので、あくまで自己責任

以前インビスの話のときにも少し触れたけれど、海外サイトにはビンディング取り付け用のペーパーテンプレートが配布されているので、これを印刷して穴を開けるのは結構いろんな人がやってると思う。
ただ、これって簡単そうに見えるけど、実際はめちゃくちゃ神経を使う作業。
紙はちょっとヨレるし、テープで止めても微妙に動くし、板のトップシートの素材によっては貼り付きが悪かったりもする。
センターの位置合わせもいつもこれで本当にあってるのか?って確認なんどもするし、いざドリルで穴を開けた後になんかズレてるような気がする…。
なんてのが私はよくある。

これがもっと気軽に正確にできれば、安く手に入れた板に好きなタイミングでビンディングを付けたり、古い板から外して別の板に移植したりとか…。
板は気に入ってるので、この板であの新しいビンディングで滑りたいなぁ…なんてのが気軽にできる!
もちろん、穴あけの限度はあるけどね。

簡単に穴あけをするとなると、ショップで使うような専用ジグは個人が買う値段じゃないし、汎用品のJIGAREXみたいなやつも、本体買って専用治具足して…となると結構お高い。

こんなの単純な構造だから、作れんじゃね?だれかやってんだろ…そう思って少し調べたらやっぱりあった。
というわけで、召喚!

構造は専用治具とほぼ同じで、トップとテールのクランプでスキーを挟んでセンターを出す方式。
写真のはLOOK PIVOT用(CAST用)の穴あけパーツを取り付けてる。この時はブーツの位置決めパーツをつけてないんだけど、自分のブーツを治具に合わせて、正確な位置で固定してから、スキーに穴あけが可能。
Techビンだったら、PINにあたるパーツもあるので、アルペンビンディングと同様に正確な位置決めが可能。
下の写真はATKのRaiderとかHYとか現行モデル用の複数の穴位置があいてる。

まぁ、偉そうに描いてるけど、前述の通り作ったのは私じゃない。
フリーで上がってるデータをDLして、3Dプリンタで印刷する(してもらった)だけ。
組み上げに必要なネジ類やアルミの2020フレームはAmazonやホームセンター揃えて完成。
これでビンディング取り付けのハードルが一気に下がった!

興味がある方はデータを見てみてほしい。海外の有志が作ったものなので、自己責任にはなるけれど、3Dプリンタで印刷すればすぐ作れる。
ちなみに3Dプリンタをもってなくても、今は個人向けのプリントサービスがあるので、治具はだいたい1万円もあれば製作できると思う。
板にビンディングを自分のタイミングで取り付けたい方、いろいろとスキーとビンディングのセットアップをいじってみたい方は試してみてはいかがでしょうか?

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