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アバランチエアバックについて考える①

2013/11/26

アバランチエアバックってなんぞや

まだまだ数は少ないアバランチエアバック。エアバッグなのかエアザックなのかわかりませんが、とりあえずエアバックで書いときます。
簡単に言うとデカイ風船膨らますザックです。

ヘリウムガスが入ってて雪崩に巻き込まれそうになったらふわふわ浮いて、使わない時は夜の宴会で声を変えたりして遊べます・・・なんてことはなく、圧縮空気で風船を膨らませてBARで出されるミックスナッツのデカイあんちくしょうが上に浮いてくる原理を利用しているそうです。

悲しい事故

2013年11月23日 真砂岳 大走りで雪崩が発生し、残念ながら7名の方が亡くなりました。
前週の16日に近くを滑りましたが、当日はさほど雪がついていなかったので滑ることはありませんでしたが、日本雪崩ネットワーク(Japan Avalanche Network)のレポートによると、この16日前後に形成された弱層・滑り面からその後の降雪で降り積もった雪が滑り落ちたと考えられるとのことでした。
当日、大走りは該当のパーティーだけでなくすでに複数のパーティーが滑っていた様子ですが雪崩が発生しました。

すでに誰か滑っているから大丈夫だろう

私自身やった事があるので反省しないといけないですが、これ、何の根拠もないですよね。
誰かが滑ってるとついつい大丈夫なんだろうと判断して滑ってしまったり。
あ、雪崩に遭遇したパーティーがそうだとは言ってませんよ。僕なんかよりずっと熟練者ですし調べた上での行動だと僕は思っています。

三種の神器

雑誌やら色々みると必ず持ちましょうと言われてる3品。
みんな気づいているとは思いますが、三種の神器といわれているビーコン・ショベル・ゾンデは埋まっている第三者を救助するための道具。持っていたら自分が助かるっていうわけじゃなくて、埋まらなかった自分が誰かを探す&誰かに探してもらう道具。
ビーコンで埋没位置をいち早く特定して、ゾンデでポイントを絞って、ショベルで掘り起こす。
ビーコンが無いとどこを探していいのか解らないので、体の一部が出ていない限り運よく見つけられても時間切れ。
相方が持っていなかったら・・・自分は探してもらえないし、相手を探すこともできない。

100%の安全なんてないけども

どんだけ避けようとしても事故は発生するものとして扱うのがたぶん正解。
避けようとするだけしたうえで、じゃぁ発生した時どうするか?っていうのに対する現時点での回答の一つが、アバランチエアバックなんだと思います。
国内で揃えようとすると定価換算10万オーバーですが、第三者に頼らずに生存確立を上げる機器としては唯一(ですよね?)という点を考えると考え方にもよりますが安いのでは無いでしょうか?

私は今回の事故で購入を決めました。
もちろん危ないラインにツッコんで行く為ではなく、少しでも生存確率を上げる為です。

自殺願望者以外は死にたくなんてないですよね。

最後に改めて今回亡くなった方たちのご冥福をお祈りします。

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